「司教座」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

このブログに過去に掲載した記事を再掲載いたします。
日本のカトリック教会で「司教座聖堂」といえは、その司教区(又は大司教区)の司教(又は大司教)のいる教会(聖堂)のことで、「カテドラル」と言います。ラテン語では大聖堂のことです。「司教座」というように、首座たる大司教や司教がミサ中に着座する専用の椅子を指します。一般の司祭(神父)が座る椅子よりも豪華に作られています。ラテン語のエクレシア・カテドラリスEcclesia cathedralis(司教座cathedraのある聖堂)に由来するフランス語で、日本では、大聖堂の別称としても使われています。
◯イタリア・ミラノ市にあるミラノ大聖堂の司教座です。立派ですね~中世のどこか王国の玉座みたいです。まわりの彫刻がすごいですね~( ̄▽ ̄;)
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◯カトリック新潟司教区の司教座教会(カテドラル)であるカトリック新潟教会の司教座です。4〜5回ほどミサに与っていますが、美しい教会・聖堂です。司教座は聖堂内の祭壇の中央にあります。とても美しい佇まいですが、なんか美術館にある木工作品みたいですね~( ̄▽ ̄;)
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聖堂内に「司教座」、すなわち大司教や司教の権威を象徴する椅子があるのですが、通常は、教区に一つです。教区の母教会といえるもので、教区長である大司教や司教が公にミを司式し、教え指導する教会ということですね。現在、日本のカトリック教会は、16の教区に分かれており、16の司教座聖堂があります。例えば、カトリック東京大司教区の司教座教会は、文京区関口にある「東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会」です。
◯カトリック横浜教区の司教座教会(カテドラル)であるカトリック山手教会の司教座です。10回ほどミサに与っていますが、この教会も美しく特に聖堂は見事な美しさです。司教座は聖堂内の祭壇左側にあります。山手教会は歴史が古く、1933年に鐘楼をもったゴチック様式の聖堂で、侍者の椅子を左右に控えてものすごく豪華な司教座となっています。
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◯カトリック東京大司教区の司教座教会(カテドラル)である東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会の司教座です。司教座の前に立っておられるのは菊池功大司教です。ある意味、現代的な司教座ですね。この写真は、東京大司教区の菊地功大司教様の「司教の日記」から拝借させていただきました( ̄▽ ̄;) 勝手にすみません!
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東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会の外観と内観の写真は、このブログの20174月26日に掲載した「教会日記2017.4.26(東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会:「第2回平和旬間委員会拡大会議」)」をご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2017-04-26-3
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