一般社団法人日本国際ギデオン協会の聖書 [キリスト教関係事項・用語等]

このブログに過去に掲載した記事を再掲載いたします。
ホテルに宿泊すると、ライティングデスクの引き出しにキリスト教の聖書が入っていたりします。キリスト教の信徒数が、日本国民全体の1%にも満たない(0.8あ%)のに、なぜ聖書が置いてあるのか?しかも、絶対数においては、日本で一番多いはずの仏教の仏典(お経)を置いているホテルは少ないのです。私は、キリスト教カトリック教会の信徒(クリスチャン)ですから、出張時には必ず聖書を持って行きます。聖書がホテルの部屋にあってもなくてもいいのですが、でも、なぜ置いてあるのか?は不思議に思っていました。

実は、これは国際ギデオン協会の日本法人である一般社団法人日本国際ギデオン協会が、無料でホテルに贈呈している聖書なのです。そもそもホテルへの聖書贈呈はアメリカで始まったのですが、一般社団法人日本国際ギデオン協会のホームページには、次のとおり書いてあります。https://www.gideons-jp.org/
「国際ギデオン協会の創設者の一人が『毎晩、寝る前に聖書を読む』ことを習慣にしていたことと深い関係があります。1898年秋、ウィスコンシン州ボスコベルの小さなホテルで、2人のビジネスマンが偶然、相部屋になりました。このうちの一人はかつて、死の床にあった母親と毎晩、必ず寝る前に聖書を読んで祈ることを約束しました。そして、それが長い間の習慣になっていました。お互いがクリスチャンであることを知った2人は共に聖書を読み、ひざまずいて、祈りをささげました。この出会いがギデオン協会発足のきっかけです。2人は、ビジネスマンが頻繁に利用するホテルに聖書を備えれば、宿泊者がいつでも聖書を読むことができると考え、1899年に協会を発足。1908年、モンタナ州スーペリア市のホテルに25冊の聖書を贈りました。ホテルへの聖書贈呈の始まりです」
ということです。

国際ギデオン協会は、キリスト教の教派ではありません。聖書を無償で提供(贈呈)し、その普及のために活動している団体です。もっと詳しいことは、上記に掲載したホームページをご覧ください。特にホームページの「協会について」と「よくあるご質問」のページをお読みください。よく理解できます!なお、国際ギデオン協会の聖書は非売品ですが、ほしい人は持って帰っていいそうです。これは聖書の普及のためですから、持ち帰りOKということなのです。持ち帰った部屋には、ホテル側が補充することになっています。
◯写真は、数十年前にホテルから持ち帰った聖書です。訳は「新共同訳」です。大きさは文庫本くらいです。
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◯現在の国際ギデオン協会の贈呈聖書です。(一般社団法人日本国際ギデオン協会のホームページから引用)
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