「聖カタリナ・リッチおとめ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日2月13日は、「聖カタリナ・リッチおとめ(1522~1590年)」の記念日です。なお、典礼歴にはありません。
カタリナは、イタリア、フィレンツェに生まれ、幼いころからトスカーナのドミニコ会修道院で教育を受けました。14歳で誓願を立て、1542年の四旬節にイエスの受難を黙想していたときに重い病にかかり、復活したイエスの幻を聖土曜日に見るまで病床に伏していました。
◯アゴスティーノ・マスッチ(イタリア:1691~1758年)作の「リッチの聖カタリナのエクスタシー」です。マスッチは、バロック後期またはロココ時代のイタリアの画家でした。
Agostino_Masucci_-_The_Ecstasy_of_Saint_Catherine_of_Ricci_-_(MeisterDrucke-633714).jpg
以後12年間、毎木曜日の正午から金曜日の午後4時まで、カタリナは脱魂状態になり、イエスの受難を体験したのでした。イエスから与えられる数々のビジョンにより、彼女は人びとから注目され、教皇、枢機卿、司教をはじめ彼女のもとには、多くの人びとが意見を求めに訪れました。しかし、カタリナは決して誇ることなく、良識ある態度と強い自制心によって修道生活を送り、共同体のために尽くしました。1560年には修道院の院長となって会員を導き、賛美歌を作曲するなど教会の典礼にも貢献しました。
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