詩『明日』 [今日の言葉(詩・その他)]

詩 『明日』(作者不詳)

「彼は、人間の達しうる最高の者に
なろうとしていた ―明日
彼は、誰よりも親切で勇敢な者に
なろうとしていた ―明日

彼は、悩み疲れたひとりの友を知っていた。
自分の境遇から引き上げられることを
喜びとし、それを必要としていた友だった。
彼は、その友を尋ね、どうすればよいか
相談しようとしていた ―明日

彼は、朝ごとに、書こうとする手紙を
山のように積み重ねた ―明日
そして、彼が喜びをもって満たそうとしている人々のことを考えた ―明日

今日は忙しすぎるのだ、
一瞬の息をつく暇もない。
彼は言う、
「私は他の人々のために働く時間を
持つようになろうだろう ―明日」と。
彼は、最も偉大な働き人になったであろう
―明日になれば。
世界は彼を知ったであろう
 ―もし彼が明日まで生きていれば。

しかし、事実は、彼は死んだのだ。
そして彼は人々の見える所から消え去った。
彼が生涯の終わったあとに残したものは
明日しようとしていた山のような仕事だった。」

なかなか教訓のある詩ですね。①今日やらなければならないことは、今日のうちにすること。②絶対に先延ばしにしないこと。この2つは社会人としての鉄則です。誰が見ても高い評価のできる人の根拠の一つは「実行力」があるということが言えます。一般的に言って実行力のある人は、今日できることを先延ばしはしません。私たちクリスチャンも、隣人のためにできることは明日ではなく、すぐにでも実行するという心構えでいたいものです。この世の中のために、“善い行い”をするということは時と場所を選びません。今すぐできることは、今すぐ行うことですね。
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