旧約聖書:イザヤ書・第40章・第28〜第31節 [聖書]

「おまえは知らないのか。聞いてはいないのか。
主は永遠の神であり、
地の果てから果てまで創造された方、
弱ることも、疲れることもない。
その理解は、人には究めることができない。
弱った者には力を与え、
勢いのない者には威力を増し加えられる。
若者は弱り、疲れ、
青年はよろめき倒れるが、
主に希望を置く者は力を盛り返す。
鷲のように翼を広げて舞い上がり、
走っても疲れず、歩いても弱り果てることはない。」

「イザヤ書」は、旧約聖書にある預言書の一書で、「エレミヤ書」、「エゼキエル書」と並んで三大預言書の一つになっています。伝承では紀元前8世紀の預言者イザヤの言葉とされています。予言ではな〈預言〉です。預言者とは、神様の言葉を預かって(賜って)人々に伝える役目をする人のことで、人々に悪い思いや行いを止めさせて悔い改めさせ、神様に立ち帰ることを説いています。

この聖句に、「主の測り知れない偉大さ」という副題がついています。「力を与える」のは主(しゅ・神様のこと)です。すべての創造主である主にできないことはなく、また、この世に知らないことなどありません。主に望みをおく人(主を信じる人)には、悲しみに落ち込んでいる時、心が折れてどん底にある時、追い詰めら苦悩にある時など、どんな時でも主は必ず大きな力と慰めを与えてくれるのです。すべては主を信頼して主に祈ることです。
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