三浦綾子のことば(第4日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「成功者というのはな、自分がなりたいと思った者になれたら、それが成功者だ。……金を儲けなければ成功者ではないと思うのは、それは大間違いだ。金を儲けるよりも、有名になるよりも、誠心誠意人のために生きる者になれたら、それは成功というものだ。」
『泥流地帯』から

三浦綾子さんのことは、「三浦綾子のことば(第1日目)2020.1.8」をご覧下さい。
一般的に言って「成功者」には誰でもなりたいと思いますよね。では、成功者という定義はなんでしょうか?耳に入ってくるのは、「偏差値の高い学校を卒業し、一流と言われるところに就職をして立身出世し大金持ちになる、或いは有名になること……。」のようなものでしょうか………世の中には、これが成功者であると家族揃って信じている人達がいます。価値観の違いといえばそれまでですが、もしもこれを肯定するのなら、その人達はなんと寂しい人達なのでしょうか。

三浦綾子さんは、「誠心誠意、人のために生きる者になる。」ことを真の成功者と定義付けています。隣人を自分のように愛し、人を赦すことのできる、人のために尽くすことができる人、これが人生における成功者であると説いています。一度しかない人生で、すべてが人間関係の世の中で、“自分だけでなく他の人に尽くすことのできる人=人の為に為す人になること”が「成功者」なのです。みんな同じことを尽くす必要はありません。自分のできることをできるだけ尽くすということでいいのです。すべては隣人を自分を愛するように愛することです。
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