「セント・バレンタインデー」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

2月14日(木)は、「セント・バレンタインデー」ですね。昨年60歳の還暦を迎えた私でも、確実に妻と娘からはいただけます!昨夜、妻から一足早くもらったバレンタインチョコレートです!(写真:チョコレートケーキの向こう側の金色のリボンの包み)14日は仕事で帰りが遅くなるため、早くいただきました(*^o^*)!
バレンタインチョコ.jpg
今年も「セント・バレンタインデー」のお話しを掲載いたします。
皆様ご存知の「セント・バレンタインズデー(英語: St. Valentine's day)」は、2月14日に祝われ、世界各地で”男女の愛の誓いの日”とされています。もともと、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ヴァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日として、主にキリスト教西方教会に広がる地域において伝えられていました。

セント・バレンタインデーの起源として一般的に伝えられているのは次のとおりです。
「ローマ帝国当時、ローマでは、2月14日は女神・ユノの祝日でした。ユノはすべての神の女王であり、家庭と結婚の神でもあります。翌2月15日は、豊年を祈願する(清めの祭りでもある)ルペルカリア祭の始まる日でした。当時若い男たちと娘たちは生活が別でした。祭りの前日、娘たちは紙に名前を書いた札を桶の中に入れることになっていました。翌日、男たちは桶から札を1枚引き、引いた男と札の名の娘は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていました。そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結婚したそうです。

ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれています。キリスト教司祭だったヴァレンティヌス(バレンタイン)は秘密に兵士を結婚させていましたが、捕らえられ処刑されたということです。処刑の日は、ユノの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日があえて選ばれました。ヴァレンティヌスはルペルカリア祭に捧げる生贄とされたということです。このためキリスト教徒にとっても、この日は祭日となり、恋人たちの日となった。」という説が一般的です。
この伝説?には、史実の信憑性に問題があり、他に異論も異説もあるそうです。現在では伝説話しとして認識されています。キリスト教カトリック教会における祝日の扱いは、第2バチカン公会議後の典礼改革で、史実の上で実在が明らかでない聖人たちが典礼暦から整理された際に、2月14日のヴァレンティヌスの記念日は取り除かれました。要するに伝説の域を出ないということですね。





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