「トリケトラ」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

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私が鞄に入れて持ち歩いている「トリケトラ」です。

「トリケトラ」とは、ケルト人の文化の中で生まれたデザインで、ラテン語で3つのコーナーという意味だそうです。ケルト人は、青銅器時代(紀元前1000年以上前)に中央アジアの草原から、馬と車輪付きの乗り物(戦車、馬車)を持ってヨーロッパに渡来したインド・ヨーロッパ語族ケルト語派の民族のことです。

写真の「トリケトラ」は、基本的なトリケトラの図章にサークル(円)が組み込まれたもので、後のケルト人文化にキリスト教が入り込んだ際に、キリスト教の“三位一体(トリニティ)”の教義を表しているトリニティ・シンボルとされたのです。このデザインしたものを持つことによって“魔除け”になるとされています。

アメリカのオカルトっぽい映画にも悪魔から身を守る“魔除け”として聖職者が付けたりしていますね。例えば「コンスタンティン(フランシス・ローレンス監督・ワーナー・ブラザース配給)」は、2005年制作のアメリカ合衆国のファンタジー・アクション映画で、主演はエクソシスト役のキアヌ・リーブス。他にレイチェル・ワイズなどの有名な俳優が出演していますが、この映画に出てくる神父様が、地獄から来る悪魔達から身を守るために付けていました。

【エクソシスト】
エクソシスト(Exorcist)は、キリスト教、特にカトリック教会の用語で、エクソシスムを行う人のことです。エクソシスムとは誓い、厳命を意味するギリシャ語であり、洗礼式の時に悪魔を捨てる誓約がありますが、その後に悪魔にとりつかれた人から、悪魔を追い出して正常な状態に戻すことをいいます。まぁ、簡単に言うと「悪魔払いをする人」のことを「エクソシスト」と言うのですね。
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