教会案内（カトリック金沢教会）

「カトリック金沢教会」は、1888年（明治21年）に創立され、現在の聖堂（写真）は、1959年（昭和34年）に献堂されました。この石川県金沢市は、“加賀百万石”を称せられる江戸時代の大藩で、有名な戦国大名の前田利家を初代としています。この前田利家のころ、1588年（天正16年）に豊臣秀吉に追放されたキリシタン大名の高山右近が前田家に預けられました。高山右近は金沢や能登に教会を建てキリストの教えをひろめ、多くの信者が生まれたそうです。

しかし、その後のキリシタン弾圧は凄まじいものがあり、歴史の舞台から姿を消されてしまいましたが、およそ300年後の明治21年に、再びこの地に教会の誕生を見ることができました。今年5月下旬に社会活動で金沢を訪れた折り、早朝7時からの平日のミサに与りました。ミサが終わってから静かな聖堂で心静かにお祈りを捧げてきました。