キリスト教と読書 [キリスト教と読書]

毎日の日課として、朝晩のお祈りと聖書を1章読むことにしています。もう5年目になります。聖書を読むことは、キリスト教の信徒にとっては、信仰の根本とも言うべきものですね。通読もしました。今は一日一章とは別に、最も力を入れて読んでいるのは旧約聖書の「ヨブ記」です。解説書として、まずは浅野順一氏の「ヨブ記 その今日への意義」(岩波新書)を読んでいます。

「ヨブ記」の概要をご紹介しておきましょう。
ヨブ記は、旧約聖書に収められており、ユダヤ教では「諸書」の分類に入ります。作者は不詳です。紀元前5世紀から紀元前3世紀ごろにパレスチナで書かれたと見られており、ヘブライ語で書かれています。古来より、人間社会の中に存在している神の裁きと苦難に関する問題に焦点が当てられており、「正しい人に悪い事が起きる。」すなわち「何も悪い事をしていないのに、なぜ苦しまねばならないのか。」いう『義人の苦難』というテーマを扱った文献として知られています。

ヨブ記を読むと、信仰上での理不尽さ、不条理さといった感情をどのように克服するのか、神様への信仰心を試されているような気持ちになります。先日来の熊本県を中心にした地震、5年前の東日本大震災、20年前になる阪神淡路大震災などで多くの方が亡くなられました。なぜ戦争でもないのに、突然として死ななければならないのか。これをキリスト教を信仰している人間として、どのように解釈して受けとめることができるのか。私の信仰に係る克服すべき最大の課題となっています。いつになるかわかりませんが私なりにこの課題を克服し、その答えをこのブログに書き留めたいと思います。
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