「主の昇天」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日5月21日は、「主の昇天」の祭日です。
キリスト教カトリック教会では、イエス・キリストが亡くなって3日目に復活した後、40日目に天に上げられたことを、「主の昇天」としてお祝いをします。イエス・キリストの復活後40日目の出来事でしたので、これに基づいて典礼暦では伝統的に復活の主日から40日目の木曜日に祝ってきました。しかし、日本のようにこの日を祝うために週日(平日)に集まることが難しい状況を考慮して、第二バチカン公会議後に行われた典礼暦の改定では、「主の昇天の祭日は、復活節第七主日に移す(典礼暦年に関する一般原則の7)」ことができるようになっています。
◯ジョット・ディ・ボンドーネ(イタリア:1267年頃~1337年)作の『主の昇天』です。地上で祈っている人たちの左側の一番前は聖母マリア様ですね。
主の昇天.jpg
◯カトリック中央協議会ホームページから
「主(イエス・キリスト)の昇天は、イエ・キリストが天に昇り、神の右の座に着いたということから、人間として神の栄光の状態に上げられ、また御父(おんちち)のもとで最高の権威に参与されたことを意味しています。さらに当日のミサにおける集会祈願では、「全能の神よ、あなたは御ひとり子イエスを、苦しみと死を通して栄光に高め、新しい天と地を開いてくださいました。主の昇天に、私たちの未来が示されています。キリストに結ばれる私たちをあなたのもとに導き、ともに永遠のいのちに入らせてください」と唱えるように、キリストの昇天が私たちの昇天の原型であり、保証でもあります。それで私たちは、私たちに先駆けて天の栄光に入られたキリストに倣って、いつか彼イエス・キリストと共にいることができるという希望のうちにこの出来事を祝うのです。」
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