今日の日記2023.5.20(自死について!) [日記]

「がんにかなると死にたくなる。
失恋すると死にたくなる。
夫に女ができると死にたくなる。
愛する者に死なれると死にたくなる。
借金で首がまわらなくなると死にたくなる。
受験に失敗すると死にたくなる。
死にたい理由はいろいろある。
しかし、それは人間の側の理由であって神から見ると、決して死ぬ理由とはならない。」
『北国日記』から

この言葉は、有名なクリスチャン作家の三浦綾子さんの言葉です。人生というものを歩んで行くと、誰でもいろいろなことがあるわけです。失敗、挫折、讒言、いじめなど、このようなことに出会うと、私たち人間はすぐに「死にたい」と思う時があります。しかし、それは大なり小なり誰にでも訪れることです。でも、その度に「死にたい」では、この世を生きていけません。

昨日のことになりますが、歌舞伎俳優の市川猿之助氏が自殺をしたという報道がありました。ご本人は意識があり、すでに搬送された病院を退院されたようですが、ご両親はお亡くなりになりました。死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられることが分かったそうです。現在も警察が詳しい状況を捜査しているとのことで、これから徐々に事実が判明することでしょう。

当たり前のことですが、すべての人間に生きる権利があります。しかし、自ら死ぬ権利は誰にもありません。実はないのです。あると思っていた方は多いのではないでしょうか?これは皆さん大きな勘違いしているのですね。この世にいったん生を授かった人間には、自ら死ぬ権利などはないのです。キリスト教では、自殺は自分を殺すという殺人罪なのですから大罪となります。

生死の与奪(よだつ:与え奪う)の権利は神様だけにあるのです。それを人間は間違ってしまうのですね。また、人間に自ら死ぬ「理由」などないのです。自殺に理由があると思っているでしょ。自殺する理由は絶対にありません。こんなことを書くと、「自殺者の気持ちなんかわからないんだ!」、「遺族の気持ちなんか、お前にわかるわけない!」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。それでも自ら死ぬことに権利も理由もないのです。あるのは「生きる責任」だけです。

どんなことがあっても死んではいけないのです。人間には生きる努力をしなけれはならない最大の使命があるのです。生きることを放棄してはならないのです。希望を信じることです。生きていれば必ずや希望が見えてくるのです。それを信じることです。幸せというものは、どんなに惨めな姿になっても生きる人間に与えられるのです。とにかくそれを信じることから始まります!

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