デカルトのことば [キリスト者(クリスチャン)]

「言葉は文字より、はるかに説得力がある。」

ルネ・デカルト(フランス:1596年~1650年)は、カトリック教会のクリスチャンで、“近世哲学の父”と称せられるフランスの大哲学者・数学者です。カント、ショペンハウアーと並んで最も有名な哲学者ですね。有名な「我思う、ゆえに我あり(われおもう、ゆえにわれあり)は、デカルトが、その著書である『方法序説』(Discours de la methode)の中で提唱した命題です。『方法序説』の他、『省察』、『哲学原理』及び『真理の探究』などの著作があります。

この言葉は“現代メール社会”に適応する言葉ですね。何でもメールでしか伝えることができない若者が多くなってきました。これは大きな社会問題だと思います。「とりあえずメールしておけば。」……人に伝わると思っているようですね。これは大きな勘違いであり間違いです。最近の大学生を観ていると、友達付き合いの下手な学生が目立ってきたように感じます。
インターネット時代ですから、情報収集もパソコンがあれば足りますし、携帯電話があれば、どこでも・いつでも・なんでもできますから。とても便利な機器ですが、そこには“生の感情”が伝わらないという欠陥がある機器だということも忘れてはなりません。

友達の存在価値が低下し、友達との間合い(距離)を肌で感じないものですから、人間関係で訓練されていない分、友達関係でもギクシャクして苦労が耐えないというのが実情のようです。ですから、社会人となって就職しても人間関係で躓いて耐えられなくなり、すぐ辞めるという若者が多いのです。こんなことでは、友達はできても本物の親友はできないでしょうね。
時代がどのように変わろうとも、やはり「膝を突き合わして」、「顔を合わせて」、「人と向き合って」といった人との係わり合い方を大切にして、自分の言葉で直接伝えることがコミュニケーションの基本中の基本だと思います。「意思の疎通」なんて言葉は、そのうちに死語になるかもしれません。怖い時代です( ̄▽ ̄;)
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