「聖アンジェラ・メリチ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日1月27日は、聖アンジェラ・メリチの記念日です。
聖アンジェラ・メリチ(イタリア:1474年頃~1540年)は、カトリック教会の修道女で教育者です。また、女子修道会である「聖ウルスラ修道会」の創立者です。
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聖アンジェラ・メリチは、北イタリアの裕福な農民の家庭で生まれました。10歳の頃に両親、13歳の頃に姉が亡くなり、彼女はフランシスコ会第三会に入会し、一般社会で修道者のような生活を送りました。 ある日、湖沿岸の町に住む子供の教育水準の低さに驚嘆し、彼らの教育について考え始め、同じ第三会会員の女性らを集めて計画を立てました。活動は農村から都会へと移しましたが、戦争により混乱状態にありました。その中で彼女は、和睦に力を注ぎ、敵対した貴族同士を和解させ、神聖ローマ帝国皇帝や各地の領主から大切に扱われたといわれています。平和に貢献したのですね。

56歳のとき、自分の人生を振り返り自分が信仰教育を活動とする会を作ることが使命だと気づき、信仰教育を中心とする新しい形態の団体を設立し、その保護者としてドイツのケルンで有名であった殉教者の一人である聖ウルスラを選び、後にその会を 「ウルスラ会」 としました。当時の女子修道会は、観想生活が中心であり、外部への活動は革命的なことでありました。最初は一般信者の会として発足し、彼女の死後、女子への一般教育を授ける修道会へと発展しました。晩年は世間から聖人として慕われたが、彼女は素朴な女性でありました。1540年に死去。1808年に列聖されました。
彼女の死後、会はミラノ司教 カロロ・ボロメオによって正式に組織化され、アンジェラ会とウルスラ会に分かれました。聖ウルスラ修道会は、シスターたちあ1936年に来日し、仙台市、東京などで、学校教育や福祉活動などを行ない社会に貢献しています。

◯<聖アンジェラ・メリチのことば>
「彼女たちの唯一の宝として、イエス キリストを持つように。
なぜなら、愛もまた、そこに存在するからです。
固い信仰と希望を神に置きなさい。
なぜなら、神はすべてにおいて、あなた方を助けてくださるからです。
いそいそと元気よく行いなさい。
信じなさい。
努力しなさい。
希望しなさい。
心から神に向かって叫びなさい。
親愛なるあなた方の子供たちに対して、
やさしさと人間味をもってください。
あなた方が神に願われるすべての恵みが、間違いなく願われるよりも、
もっと豊かに与えられることを、わたしはあなた方に堅く約束いたします。
彼女たちがしばしば悩みや困難にぶつかるとしても、
それらは、速やかに過ぎ去り、
確かに、喜びと幸せに変わってゆくでしょう。
イエス キリストにおいて、尊敬しあい、助けあい、
支えあう愛徳の強い絆によってお互いが結ばれますように。
時代と必要に従って、もし、新しい規定、
または、何らかの修正をしなければならないならば、
よき勧告と賢明さをもってしてください。」

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