ネルソン・マンデラのことば(第1日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「教育は最強の武器です。
教育によって世界を変えることが出来ます。 」

ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ(1918年~2013年)は、キリスト教プロテスタント教会メソジスト派のクリスチャンで、南アフリカ共和国の政治家、弁護士です。第8代大統領、下院議員及びアフリカ民族会議議長(第11代)を歴任しました。先日、95才で永眠されました。また、ネルー賞、ユネスコ平和賞、アフリカ賞、サハロフ賞、ノーベル平和賞、国際検察官協会名誉章受章など数多くの賞を受賞しています。称号には名誉法学博士(早稲田大学)などがあります。南アフリカ共和国での愛称は、「マディバ」、「タタ(父)」

若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受けました。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放され、翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。デクラークと共にアパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て同国大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施しました。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退しています。

マンデラ氏は、「教育は最強の武器」であると言っています。そして「教育によって世界を変えることができる。」と説いています。これはマンデラ氏の経験上のことからの言葉ですね。実践しての言葉ですから説得力があります。アパルトヘイトの廃止への長いながい道のりは、マンデラ氏の“智慧”と“勇気”と“忍耐”があったからですが、これを養ったのは「教育」なのです。きちんと教育を受けたマンデラ氏だったから可能だったのだと思います。

「教育」は人類において大変重要なものです。例えば日本では、東日本大震災が起こった時に、被災地で“略奪”が起こらなかったとして世界から賞賛されました。日本人としては、略奪がないことが当たり前であって、誰も賞賛に値するようなことではないと思っているはずです。モラル(道徳)の問題ですね。

この当たり前のことが、「モラルの養成=教育の重要さ」なのです。日本人は、「(略奪は)してはいけないこと」というモラルを「義務教育」で、すべての国民が教えられているわけです。法的にも罰せられるということがわかっているわけですね。簡単に言うと日本では義務教育の「成果」があるわけです。

これに対して、過去に強烈な台風がある国を襲い、多くの方が亡くなられました。その惨状をテレビで放送していましたが、その中に被災地の“略奪行為”の現場映像が放送されていました。大勢の人がスーパーマーケットなどを襲っていました。日本と対象的ですが、これは確かに“教育の無さ”を現しています。

しかし、その国を始め、災害の度に略奪行為などが起こる国では、モラルや教育の無さだけでは語れないものがあるのです。それは“国・国民の貧しさ”です。貧困に喘いでいる人々が多いところでは、満足な教育は受けられないのです。教育よりもなによりも「食べること=生きること」が優先するからですね。

それから政治です。政治がきちんと機能していれば、経済政策も教育政策も力を入れるはずですからね。その政治家も「教育」受けているからこそ政策を考えることができるのです。人を育てるのは「人と環境」だと思います。そして、それを作るのは教育なのですね。教育とは「良識」であり「愛」なのです。
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