「神の母 聖マリアの祝日」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日1月1日は「神の母聖マリア」の祝日です。このブログの2020年1月1日に掲載した記事を再掲載いたします。絵は、ドメニコ・コルヴィ作(18世紀後半)の「聖母子像」です。イエス様のぷくぷくの腕と手がかわゆいですね〜!
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新しい年を迎えた今日、イエス様の降誕8日目に当たる1月1日に、カトリック教会はローマの古い伝統に従い、“神の母聖マリア”の祭日を祝います。聖母マリア様を「神の母」と宣言したのは、431年のエフェソ公会議でした。年の初めを聖母マリア様の記念日として祝い・祈るのは、古いローマ教会の伝統によっています。また、この日が特に大事にされるようになったのは、12月25日から数えてちょうど8日目に当たるからです。8日目に当たる今日、誕生した神の子は「イエス」と命名されることにより、正式に神の民の歴史・人類の歴史の一員となりました。そして、聖母マリア様には、救い主としてのイエス様の使命に、自分も深く一致するという母の姿があります。聖母マリア様は、羊飼いたちにイエス様を示し、彼らを喜びで満たしましたが、今日も私たちに恵みそのものであるイエス様を示して与え続けられます。
また、今日は「世界平和の日」でもあります。フランシスコ教皇は、「世界平和の日」のためのメッセージを発表しました。その中で、「よい政治は平和に寄与する。」と題して、よい政治への挑戦、人権と平和に寄与する政治にとっての愛のわざと人間的徳、政治の悪徳、よい政治は若者の参加と他者への信頼を促す、戦争と恐怖戦術の拒否、平和に向けた偉大な計画について述べられています。今日、世界の人々と心を一つにして、「この家(世界)に平和があるように」と願い、賜である平和を祈り求めましょう。今年も主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共にありますように。主に救いを求める人々に、主の平安と主の豊かな恵みがありますように。お祈りいたします。
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