「無原罪の聖母マリア」の大祭日のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

このブログの2018年12月8日に掲載した記事を再掲載いたします。
今日(12月9日)は、「無原罪の聖マリア」の大祭日です。
この大祭日は、「至聖なるおとめマリアは、その存在の最初の瞬間において、全能の神からの唯一無比の恩恵の賜物と特典によって、人類の救い主イエス・キリストの功徳を前もって考慮に入れ、原罪の汚れから完全に守られた。」ことを記念するものです。無原罪の聖母に対する崇敬は古くからありましたが、教皇ピオ9世は、1854年12月8日、これを正式に信仰箇条(キリスト者が信じるべき教え)として宣言しました。以来、この日はカトリック教会においては普通の祭日ではなく大祭日とされています。
無原罪の聖マリア.png
この日の教会は、無原罪の御宿りの聖母を祝うと同時に、また救い主の到来と、汚れもしわもない教会の喜ばしい誕生を準備する意味をも兼ね合わせてお祝いします。12月17日から24日までの期間、とりわけクリスマス直前の主日における典礼の中で、処女である母と救い主に関する旧約の昔から告げられている預言が回想されます。キリスト者は、典礼のなかで待降節の精神を生き、処女である母が御子の誕生を望みながら抱いていた、言い尽くしがたい愛について思いめぐらします。信徒は、聖母マリア様を模範として仰ぎ、やがて降誕する救い主を受けいれる準備を整えるように招かれています。待降節は、主の母に対する信心に特にふさわしい時期であると見なされています。
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