「王あるキリスト」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

このブログの2018年11月25日に掲載した記事を再掲載いたします。
今日(昨夜から)は、「王であるキリスト」の祭日です。典礼暦で年間最後の主日(日曜日)に当たり、次の主日である12月1日(日)から待降節が始まります。つまり、キリスト教の暦では、今年の場合は11月30日で2019年度が終わり、12月1日から2020年度が始まるということです。
今日は、この世の終わりに王として来られる(再臨する)イエス・キリストを祝います。十字架という形で表されたイエス・キリストの愛の奉仕の勝利を記念する日でもあり、私たちもこのイエス・キリストの国に属する者としてふさわしい生き方ができるように決意を新たにする日ですね。
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この祭日は、第一次世界大戦後、1925年に教皇ピオ11世によって定められ、同年に出された回勅にその趣旨を説明しておられます。それは第一次世界大戦の後、ヨーロッパでは社会が非キリスト教化し、平和を脅かす数々の要素が出はじめ、憂いを覚えられた教皇はイエス・キリストが「社会の王」として認められるように、ということでした。その後、イエス・キリストの「王」という称号は、聖書的な意味で祝われるようになりました。この祭日は、かつて10月最後の日曜日に祝われていましたが、典礼刷新後、年間最後の主日に祝うことになりました。この日、教会は“イエス・キリストがすべての人を導き、神のもとに一つに集めてくださる”という希望を表して祈ります。
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