「聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士」のお話し [聖人・福者・尊者]

「死は安息であり、労働と世間の悩みからの解放です。あなたの家族の一人が亡くなっても絶望してはいけません」(聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士の言葉です。)
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今日9月13日は、聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士の記念日です。このブログの2018年9月13日に掲載した記事を一部加筆して掲載いたします。
シリアのアンチオキアに生まれ、有名な学者リバニオスから修辞学を学び、また神学やギリシャ哲学も修めました。早くから修道生活を志して隠遁生活を始め、386年に司祭となりました。すばらしい説教によって人びとを感動させたことから、後世の人びとから「クリゾストモ」(黄金の口)と称えられるようになりました。説得力ある内容・話し方だったのですね。

その後、398年にコンスタンチノープルの総大司教に選ばれ、当時の社会道徳の乱れを正すように民衆を導きましたが、聖ヨハネの厳しい道徳的態度は教会内外からの反発を買ってしまい、403年の司教会議によって小アジアに追放されました。そこで、聖ヨハネは多くの書簡や著作を著わしましたが、407年9月14日にトルコのポントス州コマネ近郊で亡くなりました。

さて、聖ヨハネの言葉ですが、「死は安息であり、労働と世間の悩みからの解放」というのは理解できることですね。亡くなった本人があらゆることから解放されるわけですから。聖ヨハネは、だから絶望してはいけない(悲しんではいけない)と説いています。キリスト教は「復活」することを最大の教義として信じています。ですから死は復活までの安息なのですね。

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