「聖アルフォンソ司教教会博士」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日8月1日は、聖アルフォンソ司教教会博士の記念日です。
イタリアのナポリの貴族の家に生まれ、幼いころから母親に信仰深く育てられたそうです。法律の勉強に励み、法学博士の学位を取得して弁護士となり、多くの人びとを助けました。しかし、ある日のこと、必ず勝つと思われた訴訟事件に自分のミスで負けてしまったことを機に、彼は法廷から退いて社会的地位を捨て、聖職者になる決心をしました。
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1726 年に司祭となった聖アルフォンソは、有名な説教家となって1730年にスカラに女子贖罪主会(レデンプトリスチン)を創立しました。1732年には数名の同志とともに男子レデンプトール会の創立に着手し、内外からの試練に遭いながらも1749年に教皇から正式に認可されました。創立から42年間にわたって総長として会の指導に献身し、その後13年間は教区の司教として務めました。その間、倫理、修徳、司牧神学に関する本を数多く書き、日本語に翻訳されたものに『完徳のしおり』、『聖体訪問』などがあります。また彼は、カトリック倫理神学の体系化の完成に貢献し、その著書『倫理神学』は不朽の名著として知られています。
日本においてレデンプトール会は、代々木(カトリック聖アルフォンソ初台教会)、鎌倉、諏訪、舞鶴、宮津、吹田、長崎、鹿児島及び徳之島で司牧、施設の運営にあたり、女子の修道会レデンプトリスチン(厳律至聖贖罪主女子修道会)は、鎌倉、長崎及び西都にあります。
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