「聖ペトロ使徒座」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日2月22日は、「聖ペトロの使徒座」の祝日です。
12使徒の1人で、使徒の頭であった聖ペトロは、キリストから「あなたはペトロ。わたしはこの岩(ペトロ)の上にわたしの教会を建てる」(新約聖書:マタイによる福音書・第16章の第18節)と言われ、教会の礎としての使命をゆだねられました。ペトロは、教会の最初の司教としてアンチオキアに使徒座を置き、その後ローマへ宣教に行きバチカンの丘に使徒座の基礎を築きました。

◯新約聖書:マタイによる福音書・第16章・第18~第19節
「そこで、わたしもあなたに言う。
 あなたはペトロである。
 わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てる。
 陰府(よみ)の国の門も、これに勝つことはできない。
 あなたに天の国の鍵を授ける。
 あなたが地上でつなぐことは、すべて天上でもつながれ、
 あなたが地上で解くことは、すべて天上でも解かれる。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

古代ローマでは、2月22日に亡くなった家族を記念する習慣があり、初代教会もその慣習を取り入れて教会の礎である聖ペトロを記念していました。4世紀に聖アンブロジオは、「ペトロがいるところに教会がある。教会があるところにキリストがいる。」として、この日の意味を明確にし、最高牧者としてのペトロの使命を浮き彫りにしました。聖ペトロの使命は、今日まで代々の教皇(現在266代教皇フランシスコ)に受け継がれています。
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