新約聖書:コロサイの人々への手紙・第4章・第6節 [聖書]

「あなた方が語る言葉は、常に好意に溢れたものであり、塩味のきいたものでなければなりません。そうして、一人ひとりに対して、どのように答えるべきかを弁(わきま)えていなさい。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

料理は、「塩加減」と言われるほどに、その料理のおいしさを左右しますね。人の言葉も同じで、人間関係を良くするも悪くするも「言葉加減」が左右します。人間関係を周りの人と和やかで睦まじい関係を維持するためには、よく相手のことをよく考え、思慮して語らなければなりません。余計なことを言ったり、言葉足らずだったりすると人間関係を悪くすることがあります。
キリスト者(クリスチャン)が語る言葉は、「常に好意に溢れたもの」であること。そして、「塩味の効いたもの」であるということです。この聖句(聖書の言葉)の前に、この手紙を書いた使徒聖パウロは、次のとおり説いています。
◯新約聖書:コロサイの人々への手紙・第3章・第12~第16節
「ですから、あなた方は神に選ばれた者、愛されててる者として、思いやりの心、親切、へりくだり、優しさ、広い心を身にまといなさい。互いに耐え忍び、誰かに不満があったとしても、互いに心から赦し合いなさい。主があなた方を心から赦してくださったように、あなた方もそうしなさい。これらすべてのことの上に愛をまといなさい。愛は完全さをもたらす帯です。そして、キリストの平和にあなた方の心を支配させなさい。あなた方が一つの体に結ばれる者として招かれたのも、この平和のためなのです。そうして、感謝の人になりなさい。キリストの言葉をあなた方のうちに豊かに宿らせなさい。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

………ということです。
私たちキリスト者(クリスチャン)が言葉を語る前に、語る本人であるキリスト者は、イエス・キリストの最も重要な教えである「愛」と「赦し」の実践、それに愛を身にまとう人になること=愛のある人になりなること、人を赦すことのできる人になること、そして、平和を享受する人ではなく、自分を平和に支配させ、平和を生む人=平和を作る人になることが求められています。すべては、あゆることへの感謝と、愛と赦しによる平和です。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。