「外国人宣教師宿舎跡訪問」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]
今日は、先ほどまで神奈川県横浜市神奈川区にある成仏寺の「外国人宣教師宿舎跡」に行っていました。成仏寺は、明治時代初期にアメリカ人宣教師の宿舎にとして使用され、<ヘボン式ローマ字>で有名なジェームス・カーティス・ヘボン(アメリカ: 1985年~1911年)が本堂に住み、聖書や讃美歌の邦訳に尽力したネイサン・ブラウン(アメリカ:1807年~1886年)は、庫裡(くり:寺の僧の居住する場所)に住んでいた所です。へボンは、アメリカ長老派教会の医療伝道宣教師・医師で、ブラウンは、アメリカ・バプテスト宣教師同盟の宣教師・聖書翻訳者・言語学者・奴隷制度廃止運動家です。ヘボンはアメリカに帰国後、1911年にニュージャージー州イーストオレンジにて死去、ブラウンは1886年に横浜で死去し、横浜市山手にある横浜外国人墓地に葬られました。
成仏寺は、永仁年間(1293~1298)に臨済宗の僧・心地覚心(しんちかくしん:法灯円明国師(ほっとうえんみょうこくし))が開基して深厚山と称し、真言宗・仏心宗(禅宗)・律宗・浄土宗の4宗を兼ねました。元和9年(1623年)第3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の命により、4宗兼学から浄土宗のみに改め、知恩院の直末となりました。寛永7年(1630年)、徳川家光の上洛の際の宿泊所「神奈川御殿」が境内に造営されたため、代替地として与えられた現在の地に移転しました。横浜開港期当初にはオランダ領事館が置かれ、領事館が長延寺に移ってからは、アメリカ人宣教師の宿舎として使われました。なんぼ明治新政府の命令とはいえ、そのころはまだ珍しい外国人、それも宣教師の宿舎とは、寺側は嫌なことだったでしょうね( ̄▽ ̄;)
【成仏寺】
宗派:浄土宗
山号:正覚山(しょうがくざん)
院号:法雨院(ほうういん)
本尊:阿弥陀如来坐像
住所:神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町10-10
拝観:年中無休。9:00~17:00
交通:京急本線 神奈川駅・仲木戸駅から徒歩10分、又はJR東日本の京浜東北線・横浜線 東神奈川駅から徒歩10分
江戸時代のこの辺りは、「神奈川宿」として東海道五十三次の3番目の宿場町でした。ですから、宿場の街道筋には、幕府の法度(法律)や掟(条例?)を庶民に知らせる「高札場」がありました。成仏寺近くの当時高札場だった場所に復元されていました。ちなみに、高札関連でこのブログに「切支丹御禁制高札のお話し」を掲載していますのでご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2021-03-10
成仏寺は、永仁年間(1293~1298)に臨済宗の僧・心地覚心(しんちかくしん:法灯円明国師(ほっとうえんみょうこくし))が開基して深厚山と称し、真言宗・仏心宗(禅宗)・律宗・浄土宗の4宗を兼ねました。元和9年(1623年)第3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の命により、4宗兼学から浄土宗のみに改め、知恩院の直末となりました。寛永7年(1630年)、徳川家光の上洛の際の宿泊所「神奈川御殿」が境内に造営されたため、代替地として与えられた現在の地に移転しました。横浜開港期当初にはオランダ領事館が置かれ、領事館が長延寺に移ってからは、アメリカ人宣教師の宿舎として使われました。なんぼ明治新政府の命令とはいえ、そのころはまだ珍しい外国人、それも宣教師の宿舎とは、寺側は嫌なことだったでしょうね( ̄▽ ̄;)
【成仏寺】
宗派:浄土宗
山号:正覚山(しょうがくざん)
院号:法雨院(ほうういん)
本尊:阿弥陀如来坐像
住所:神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町10-10
拝観:年中無休。9:00~17:00
交通:京急本線 神奈川駅・仲木戸駅から徒歩10分、又はJR東日本の京浜東北線・横浜線 東神奈川駅から徒歩10分
江戸時代のこの辺りは、「神奈川宿」として東海道五十三次の3番目の宿場町でした。ですから、宿場の街道筋には、幕府の法度(法律)や掟(条例?)を庶民に知らせる「高札場」がありました。成仏寺近くの当時高札場だった場所に復元されていました。ちなみに、高札関連でこのブログに「切支丹御禁制高札のお話し」を掲載していますのでご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2021-03-10
2021-10-30 13:38
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