ミサの式次第と第一~第四奉献文などが変更されます! [キリスト教関係事項・用語等]

2022年11月27日(待降節第1主日)から、今まで行ってきたミサの式次第と第一~第四奉献文などが変更されることになりました。ミサの式次第は、ヨハネ23世教皇のもとで開かれ、後を継いだパウロ6世教皇によって遂行された「第二バチカン公会議(1962年-1965年)」において典礼の刷新が行われ、それまでの全世界のカトリック教会共通のラテン語による司式のミサから、各国自国の言葉による司式のミサに変わりました。それから50年以上が経って新たなミサのあり方が再検討され、このたび、2022年11月27日(待降節第1主日)からの実施に向けて、日本カトリック典礼委員会からその手順(移行日程など)が示されました。カトリック中央協議会のホームページに概要が掲載されていますのでご覧ください。

ですから、今まで長年行ってきた(覚えていた)ミサの司式における応唱などの言葉が変わります。例えば、ミサの司式の中で、司祭(神父様)が「主は皆さんと共に」と言った後、会衆(信徒)が「また司祭と共に」と言っていましたが、これを会衆(信徒)は「またあなたとともに」に変わることになります。他にも変更点はたくさんあるようですので、混乱しないように徐々に新しいミサの司式に移行していくことになるようです。昨日、四ツ谷にあるキリスト教カトリック教会関係書籍・聖品専門店の「ドン・ボスコ」で、さっそく『新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」の変更箇所』を購入しました。
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書名:『新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」の変更箇所(全95頁)』
編集:日本カトリック典礼委員会
発行:カトリック中央協議会
発刊:2021年10月20日
定価:260円+税

◯「新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」の変更箇所 ―2022年11月27日(待降節第1主日)からの実施に向けて」
https://www.cbcj.catholic.jp/2021/10/19/23391/
カトリック中央協議会のホームページから
「新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」等の実施までの手順」
https://www.cbcj.catholic.jp/wp-content/uploads/2021/10/mass2022wLM.pdf
●新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」等は2021年5月23日付で教皇庁典礼秘跡省によって認証されました。同年7月に開催された日本カトリック司教協議会第1回臨時司教総会で認証に関する報告と説明が行われ、2022年11月27日(待降節第1主日)から実施されることが決定されました。2022年2月に開催される日本カトリック司教協議会定例司教総会で、新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」等の使用を正式に定める「教令」が公布されます。また、司式者用の儀式書は2022年9月末に発行される予定です。
●新しい「ミサの式次第と第一~第四奉献文」等に関する説明は、2021年7月に開催された臨時司教総会で行われ、続いて9月6日~7日の全国典礼担当者会議で教区の典礼担当者に対して行われました。説明用の冊子は10月20日付で発行され、これを用いて10月末以降、教区・修道会・信徒を対象とした説明会が順次行われます。
●歌唱用の旋律に関しては、現行『典礼聖歌』201番と『ミサ典礼書』巻末の旋律の修正、ならびに新しい式文のための作曲が2021年12月末までに行われます。これらの旋律は2022年2月に開催される定例司教総会で審議される予定です。旋律の確定後、カトリック中央協議会ウェブサイトでPDFによって公開されるとともに、『典礼聖歌』の「補遺」として発行される予定です。
●会衆用式次第は、先に簡易版をPDFで提供する予定です。書籍版は、カトリック出版社への説明の後、各社が編集・発行準備に取りかかる予定です。
日本カトリック典礼委員会 2021年10月21日
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