トールキンのことば(第1日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「すべてが底をついたとき、しばしば希望があらわれる。」

ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(イギリス:1892年~1973年)は、キリスト教カトリック教会のクリスチャンで文献学者、作家、詩人、イギリス陸軍軍人、大学教授です。生まれは「オレンジ自由国(現在は南アフリカ共和国の一部)」です。イギリスでは、ほとんどの国民はキリスト教のイギリス国教会(日本では「日本聖公会」と言います)のクリスチャンですが、トールキンはカトリック教会の敬虔なる信徒でした。オックスフォード大学のローリンソン・ボズワース記念古英語教授を勤め、また、英文学者のC・S・ルイス(『ナルニア物語』の作者)の親友でした。イギリス女王エリザベス2世から大英帝国勲章コマンダー勲爵士を受勲しています。なお、1969年度のノーベル文学賞の候補者103人の一人にリストアップされていたことが、2020年に公開された選考資料により明らかになっています。

『ホビットの冒険』とその続編『指輪物語(二つの塔・王の帰還)』、『シルマリルの物語』などの著者として有名になりました。これらの作品を映画化して大ヒットした『ロード・オブ・ザ・リング』という3部作の映画はご存知ですよね。トールキンの死後、残っていた多量の覚え書きや未発表の草稿をまとめ、息子のクリストファが『シルマリルの物語』をはじめとする一連の作品を出版し、『ホビットの冒険』、『指輪物語』とあわせ、「アルダ」や「中国(なかつくに)」と呼ばれる架空の国に関する物語、詩、架空の歴史、人工言語、文学的試論の体系を形作っていると言われています。特に人工言語を創作したことはものすごいことですね。ちなみに、オックスフォードのWolvercote墓地には夫妻の墓があり、中国(なかつくに)の最も有名な恋物語の一つから、「ベレン」そして「ルーシエン」の名が刻まれているそうです。

挫折した時、無一文になった時、もう終わりだと諦めかけた時、そのような人に必要なのは“絶対にあきらめない心”です。このあきらめない心を持っていれば、必ず「希望」は訪れるのです。大切なことは“絶対に諦めないと信じること”です。
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