クリスマス特集2020・その4「クリスマス・ケーキ」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今年もこのブログに「クリスマス特集」を掲載する季節になりました。数年前からこの時期の恒例となっていますが、昨年(2019年)の掲載記事を一部加筆・修正して掲載いたします。今日は、その4「クリスマス・ケーキ」のお話しです。

「クリスマスケーキ(英語:Christmas cake)」は、元々は“イエス・キリストの誕生日(クリスマス)”を祝うバースデーケーキがクリスマスケーキの由来と言われています。イギリス、アイルランド、その他のイギリス連邦諸国や日本、フィリピンなどの国々で広く親しまれています。ケーキではない国も多く、アメリカでは、いろいろな種類のパイ、ドイツではシュトレン(後日掲載します!)が有名ですね。
クリスマス・ケーキ.jpg
日本のクリスマスケーキの歴史は、菓子メーカー「不二家(ふじや)」創業の1910年(明治43年)まで遡ります。現代の日本では、スポンジケーキにホイップクリームを塗り、砂糖細工(メレンゲドール)のサンタクロースやクリスマスツリー、イチゴやチョコレートを飾ったものが一般的です。バタークリームが懐かしい!これは、不二家創業者の藤井林右衛門氏が、大正元年にアメリカに修行に渡った際に「イチゴショートケーキ」に出会い、日本人好みの味に改良したことが始まりです。そして、1922年(大正11年)に、クリスマスケーキとしてイチゴのショートケーキを含めたクリスマス特別のケーキの販売を開始しました。

昭和30年頃(1955年~)には関東、関西及び名古屋合わせて50店舗でクリスマスケーキが販売され、不二家の店舗の拡大と同時にクリスマスケーキも普及していきました。日本では、バースデーケーキのようにクリスマスケーキにもローソクを灯すものも見られ、サンタクロースを象ったローソクも見うられますが、イギリス連邦諸国ではクリスマスケーキにローソクに火を灯すことはありません。また、日本では慣習的にクリスマス当日ではなく、前日のイヴの晩に食べられることが多いですね…これではクリスマス・イヴケーキですね(^_^;)

昨年(2019年12月22日)の我が家のクリスマス会で食べたクリスマスケーキです!久しぶりに私の大好きなチョコレートケーキでした。毎年やっているローソクはやめました。
クリスマス2019-3.jpeg
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