「ドヤ街」のお話し [支援活動日記]

「ドヤ街(ドヤがい)」とは、日雇い労働者が多く住む街のことで、「ドヤ」とは「宿(ヤド)」の逆さ言葉です。簡易的な宿泊所が多く立ち並んでいる街のことですね。「寄せ場」とも言います。日本三大ドヤ街として、私がホームレス支援活動に参加している東京都台東区の「山谷地区」、神奈川県横浜市の「寿町」、大阪府大阪市の「あいりん地区」が有名です。

戦後の高度成長期(昭和30年代〜40年代)に、日雇いの仕事を斡旋する寄せ場に日雇い労働者が多く集まり、彼らが寝泊りする簡易的な宿泊所が、寄せ場の周辺に多く開設されることでドヤ街が形成されたようですね。いわゆる「スラム街」とは違って、その地域全体が日雇い労働者のドヤで占めているわけではなく、中産階級の住宅も混在しているのが特徴ですね。

ちなみに、宿泊料金は1泊2,000円〜2,500円くらいですね。安く宿泊できることから、日本の若い人たちや外国人旅行者にも人気があるそうです。1泊2,000円なら、1万円で5泊もできます。1ヶ月30日を6万円で宿泊できますね。ホームレスの方は、この新型コロナウイルスで仕事がなくなったため、毎日の収入がなくなり、そうは簡単に宿泊できなくなりました。

一昨日参加した「山谷夜回りの会」のホームレス支援活動は、いつも山谷地区の日本堤一丁目〜二丁目辺りでやっています。支援活動が終わってからの反省会で、リーダーの方から「最近は新型コロナウイルス感染回避で、「三密」を避けるためにドヤ街に泊まらず、路上でブルーシートをテントがわりにして寝泊りするホームレスが増えた」との報告がありました。

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