旧約聖書:出エジプト記・第20章・第2〜第3節 [聖書]

「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」

これは、有名なモーセの「十戒」の第一に定められている聖句です。神は唯一であるということで、キリスト教は「一神教」なのです。日本のように山の神、川の神、火の神などなど「多神教」ではないのです。ちなみに、イスラーム(イスラム教)も一神教ですね。
その唯一の神様を信じて洗礼を受け、キリスト者(クリスチャン)=キリスト教の信徒になったわけです。ところが、その信徒の方が、新型コロナウイスル肺炎に感染しないようにと、「占い」を気にしているのです(; ̄O ̄)それも何人もいるのですよ~(⌒-⌒; )

「占い」は、多神教を信じる日本人の弱いところかもしれません。新聞、雑誌やテレビで占いをやっています。12星座占い、四柱推命、六星占術、風水、手相占い、血液型占い、運勢占から、心霊術や霊媒術までいろいろとあります。全部占っていたら、その日の占いは吉凶すべてに該当してしまいますね(⌒-⌒; )
私たちは、毎日元気に過ごそうと願いますが、明日の自分の命はどうなるか分かりません。毎日まいにち、ニュースや新聞で交通事故などが報道され、いろいろなことが原因でケガをしたり、人の命が亡くなっています。私たち人間は、それを回避しょうと占いなどに頼って(信じて)行動してしまうわけですね。

実は、このような占いや呪い(まじない)は、「わたしをおいてほかに神があってはならない」とおっしゃっている神様のお言葉に反する冒涜なのです。これは、私たちキリスト者が忌み嫌う偶像崇拝でもあります。私たち人間には、一寸先のことは分かりません。イエス・キリストへの深い信頼があればこそ、私たち一人一人を愛してくださっている神が、私たちのためによく計らってくださらないはずがないと、神のみ摂理にゆだねることができるのですね。
私たちの信仰がぐらついて心がふらふらしていると、新型コロナウイルス肺炎感染のような心配ごとがあった場合、つい、「あの占いはよく当たるよ!」との評判を気にして、その占いに頼って信じてしまうのです。これは、私たちの不信仰のなせるわざであり、神への信頼のなさと言えます。神ではなく、このような占いの力を借りて困難を乗り越えようとすることは、信仰を持つ者のすべきことではないのです!
まぁ、このような信徒のほとんどは、普段から祈らない人たちですね。お祈りに熱心な信徒に、占いなどを信じる人は一人もいませんからね。
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