『人生の役に立つ聖書の名言』のご紹介 [キリスト教と読書]

今日は、講談社文庫『人生の役に立つ聖書の名言』のご紹介です。著者の佐藤優氏は、同志社大学神学部・同大学院を卒業したクリスチャンです。外務省で主任分析官を勤めており、いろいろあって逮捕されるという経歴の持ち主です。この本は、3年前に単行本で出版されたものを文庫化して出版されたもので、内容は聖書の「聖句」を100選び、それを解説(解釈)したものです。文庫本ですから気軽に読めますし、聖書に馴染みのない方には最適な「聖書入門書」となることでしょう。
聖書名言1.jpg
講談社BOOK倶楽部のホームページから
「誰もが避けられない挫折や逆境、仕事や人間関係の悩み、人生の岐路――
そんな時は、聖書の言葉にふれてみよう。
そこに救済のための真実が語られている。
聖書の言葉によって、目には見えないが、確実に存在する、
たいせつなものを捉えることができるようになる。
碩学・佐藤優が、100の名言を厳選して案内する。」

右側のページの最初のところに<名言(聖書の聖句(イエス・キリストの言葉)>があり、続いてその聖句のある聖書の箇所を掲載しています。そして、左側のページに佐藤氏の説明・解釈が書いてあります。ただ、掲載されている聖書の聖句などは、日本聖書協会の『口語訳聖書』で、広く使われている『新共同訳聖書』ではありません。
聖書名言2.jpg
◯書名:講談社文庫『人生の役に立つ聖書の名言』
著者:佐藤 優
発売:2020年1月15日
価格:610円(税別)
頁数:240ページ
初出:本書は、2017年9月に講談社から単行本として刊行されています。
著者紹介

◯佐藤 優(サトウ マサル)
1960年生まれのキリスト教プロテスタント教会のクリスチャンです。作家、元外務省主任分析官。同志社大学神学部客員教授。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年有罪確定。2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『獄中記』『私のマルクス』『いま生きる「資本論」』『ゼロからわかるキリスト教』ほか著書多数。
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