「ミサ」についてのお話し [キリスト教関係事項・用語等]

先日、ミサについて「やっている内容が、まったくわかんな~い!(`⌒´)」とのご意見を頂戴いたしましたので、2018年9月4日に掲載した記事を一部加筆・修正して再掲載いたします。

キリスト教カトリック教会の「ミサ(ラテン語: missa, 英: mass)」とは、日本では「感謝の祭儀」とも言われ、「イエス・キリストの死と復活を記念し、その復活の恵みに与る、喜びに満ちた感謝の祭儀」であるということです。ミサ司式文の最後のところで「感謝の祭儀を終わります。」という言葉が、司式する司祭(神父様)によって唱えられることからも分かります。この他に、ミサを意味する言葉としては、「主の晩餐(しゅのばんさん)」や「聖餐式(せいさんしき)」などがあります。

「主の晩餐」は、聖書にあるとおり“最後の晩餐”に起源をもつこと、「聖餐式」は聖なる会食であることを示しています。また、日本では「ミサ聖祭」や「御ミサ(ごみさ)」と呼ぶこともあります。要するに、ミサとは「イエス様が磔刑(たっけい:十字架の刑)される前夜、 “最後の晩餐”において12使徒(弟子)達にイエス・キリストの体としてパンを与え、イエス・キリストの血としてぶどう酒を与えて、以後「私の記念としてこのように行いなさい。」と祭儀を制定したことが始まりです。

「ミサ」という名称は、式の最後のラテン語の言葉「Ite, missa est.」(ite = 行きなさい、missa est = 派遣である)というフレーズの中の語に由来し、missa(ミサ)は、ラテン語で「派遣」を意味する missio(ミッシオ)に由来すると言われています。 これは、ミサをとおしてミサに与る信徒達が聖化され、イエス様の教えを宣教するために世界に派遣されるということです。ミサの最後のところで、司祭が信徒に「派遣の祝福」をすることでも分かります。

ミサには、一般的に「主日(しゅじつ)のミサ」、「平日のミサ」及び特別なミサなどがあります……ということで、私達信徒がミサに与るということは、「ミサに与る=ミサに参画する。」ということで、つまりただ単にミサに参加するだけではなく、自らもミサ自体に加わるということです。そして、イエス・キリストの死と復活の記念に与り、イエス・キリストの体をであるご聖体をいただいて自分の身体が聖化され、イエス・キリストと一致することにあります。

私が一度(一回)でも多くミサに与ろうとするのは、ミサでイエス・キリストの身体であるご聖体を拝領してイエス・キリストと一致すること。そして、ミサをとおしてイエス・キリストの教えである「隣人への愛と人への赦し」を体得し、社会への奉仕や弱者救済・支援などの善き行いをもって、この世の中(社会)の平和のために尽くし、善き訪れである福音を述べ伝えるために世界(社会)に派遣されることにあります。これが私がミサに与る理由であり根拠です。

カトリック教会の「主日のミサ」は、毎日曜日(教会によっては前日の土曜日の夜も行っています。)に行われるミサのことですが、その司式次第は次のとおりです。ミサの中で司祭が祈る奉献文は、第一から第四までありますので、その日によって又は司祭(神父)によっても違いがあります。ここでは第二奉献文を掲載しています。主日のミサは、どこの教会も土曜日ですと17時~19時の開式(18時の開式が多い)となり、日曜日は9時30分~10時30分の開式(10時の開式が多い)となります。所要時間は信徒が多ければご聖体拝領の時間が長くなりますが、だいたい1時間程度です。平日のミサは、6時30分~7時の開式(7時の開始が多い)となり、主日のミサを簡素化して第二朗読などがありませんので、約30分くらいの所要時間となります。30分だと毎朝少し早起きすれば、出勤前に時間的余裕がありますね。

それでは、「主日のミサ」の司式次第を見てみましょう!
◯開祭の儀
典礼係「立ちましょう。」と告げます。
1 入祭の歌(Introitus:イントロイトゥス)
聖歌を歌いますが、歌う聖歌は「典礼聖歌(集)」を見て歌います(歌う聖歌は紙で配付されるか、聖堂前方に聖歌の番号が掲示されています)。聖歌と同時に司祭(神父)、助祭、聖体奉仕者、祭壇奉仕者(侍者)が、十字架を立てて行列して入堂し、祭壇まで行きます。

2 入祭のあいさつ
司祭「父と子と聖霊のみ名によって。」と言いながら十字架のしるしをしますので、信徒(以下「会衆」)も十字のしるしをして「アーメン」と応えます
司祭「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんとともに。」
会衆「また司祭とともに。」

3 回心
司祭「皆さん、神聖な祭りを祝う前に、わたしたちの犯した罪を認め、心を整えましょう。」
司祭「全能の神と
会衆(司祭も)「兄弟の皆さんに告白します。わたしは、思い、ことば、行い、怠りによってたびたび罪を犯しました。聖母マリア、すべての天使と聖人、そして兄弟の皆さん、罪深いわたしのために神に祈ってください。」
司祭が「全能の神がわたしたちをあわれみ、罪をゆるし、永遠のいのちに導いてくださいますように。」
信徒が「アーメン。」

4 あわれみの賛歌(Kyrie:キリエ)
先唱「主よ、あわれみたまえ。」
会衆「主よ、あわれみたまえ。」
先唱「キリスト、あわれみたまえ。」
会衆「キリスト、あわれみたまえ。」
先唱「主よ、あわれみたまえ。」
会衆「主よ、あわれみたまえ。」
※先唱と分かれず全員で歌う場合もあります。

5 栄光の賛歌(Gloria:グローリア)
司祭「天のいと高きところには神に栄光。
会衆(司祭も)「地には善意の人に平和あれ。われら主をほめ、主をたたえ、主をおがみ、主をあがめ、主の大いなる栄光のゆえに感謝したてまつる。
神なる主、天の王、全能の父なる神よ。主なる御ひとり子、イエス・キリストよ。
神なる主、神の小羊、父のみ子よ。
世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
世の罪を除きたもう主よ、われらの願いを聞き入れたまえ。
父の右に座したもう主よ、われらをあわれみたまえ。
主の み聖なり、主の み王なり、
主の みいと高し、イエス・キリストよ。
聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに。
アーメン。」
※歌わずに唱えるだけの場合もあります。

6 集会祈願
司祭「祈りましょう。
※沈黙のうちに、しばらく祈ります。
司祭「(前文はその主日ごとにかわります。)聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子(おんこ)、わたしたちの主イエス・キリストによって。」
会衆「アーメン。」
典礼係「座りましょう。」

◯ことばの典礼
7 第一朗読(第一朗読は、旧約聖書からあらかじめ指定されます。)
朗読者(信徒)「(例)イザヤの預言「主は、………(朗読)………であった。」
朗読者の朗読が終わったら、祭壇奉仕者(侍者)が「神の御言葉(みことば)」と言います。
会衆「神に感謝。」
※朗読者が「神の御言葉(みことば)」と言う場合もあります。
※祭壇奉仕者(侍者)だけが「神に感謝」と答える場合もあります。

8 答唱詩編
典礼係「歌いましょう。」
※歌わずに唱えるだけの場合もあります。

9 第二朗読(第二朗読は、新約聖書の使徒書簡からあらかじめ指定されます。)
朗読者(信徒)「(例)ローマの信徒への手紙「パウロは、………(朗読)………であった。」
朗読者の朗読が終わったら、祭壇奉仕者(侍者)が「神に感謝」と言います。
会衆「神に感謝。」
※朗読者が「神の御言葉(みことば)」と言う場合もあります。
※祭壇奉仕者(侍者)だけが「神に感謝」と答える場合もあります。

10 アレルヤ唱(Alleluia:アレルヤ)又は詠唱(Tractus)
典礼係「立ちましょう。」
アレルヤ唱(Alleluia)

11福音書の朗読(福音朗読は、新約聖書の福音書からあらかじめ指定されます。)
司祭「主は皆さんとともに。」
会衆「また司祭とともに。」
司祭「(例)マタイによる福音」
会衆「主に栄光。」
※「主に栄光」と言いながら、親指を自分に向けて、額、口、胸に十字架のしるしをします。これは、「思い(額)、言葉(口)、行い(胸)のうちに御言葉(みことば)を受入れ、伝えることを心します。」を意味します。
※立ったまま、司祭が朗読する福音書を聞きます。
朗読が終わると、
司祭「キリストに賛美。」
会衆「キリストに賛美。」
司祭が「座りましょう。」
<説教>
※司祭の説教を聞いた後はしばらく沈黙します。
典礼係「立ちましょう。」

12 信仰宣言(Credo:クレド)
使徒信条(又は「ニケア・コンスタンチノープル信条」)を唱えます。
司祭「天地の創造主、
会衆(司祭も)「全能の父である神を信じます。
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられて死に、葬られ、陰府(よみ)に下り、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って、全能の父である神の右の座に着き、生者(せいしゃ)と死者を裁くために来られます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。
アーメン。」

13 共同祈願
司祭「(前文はその主日ごとにかわります。)……祈りましょう。」
※先唱が唱えたあと、歌で答えます。
※何度か唱えられるので、繰り返し歌います。
司祭「(前文はその主日ごとにかわります。)……わたしたちの主イエス・キリストによって。」
会衆
ア「アーメン。」
※歌わずに唱えるだけの場合もあります。

◯感謝の典礼
14 奉納の歌(と奉納行列)
典礼係「歌いましょう。」
献金が集められます。
※代表者により、パンとぶどう酒、献金などが祭壇まで運ばれます。
※献金はあくまでも任意で、金額も決まっていません。

15 パンを供える祈り
司祭「神よ、あなたは万物の造り主、ここに供えるパンはあなたからいただいたもの。
大地の恵み、労働の実り、わたしたちのいのちの糧となるものです。」
会衆「神よ、あなたは万物の造り主。」
※司祭だけで行われる場合もあります。

16 カリス(杯)を供える祈り
ぶどう酒の準備
※司祭により、祭壇で準備が行われます。
司祭「神よ、あなたは万物の造り主、ここに供えるぶどう酒はあなたからいただいたもの。
大地の恵み、労働の実り、わたしたちのいのちの糧となるものです。」
会衆「神よ、あなたは万物の造り主。」
※司祭だけで行われる場合もあります。
清め
※司祭により、祭壇で準備が行われます。

17 奉納祈願
典礼係「立ちましょう。」
司祭「みなさん、このささげものを、全能の神である父が受け入れてくださるように祈りましょう。」
会衆「神の栄光と賛美のため、また全教会とわたしたち自身のために、司祭の手を通しておささげする生け贄(いけにえ)をお受けください。」
※しばらく沈黙のうちに祈る場合もあります。
司祭「(前文はその主日ごとにかわります。)……わたしたちの主イエス・キリストによって。」
会衆「アーメン。」

18 叙唱前句
司祭「主は皆さんとともに。」
会衆「また司祭とともに。」
司祭「心をこめて神を仰ぎ、
会衆「賛美と感謝をささげましょう。」
※歌わずに唱えるだけの場合もあります。

19 叙唱
※司祭は、ミサ典礼書にある73の叙唱のうち、その日にふさわしい叙唱を唱えます。
司祭「聖なる父、全能永遠の神、......」

20 感謝の賛歌(Sanctus:サンクトゥス)・(Benedictus:ベネディクゥス)
感謝の賛歌
先唱「聖なるかな、
会衆「聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。
主の栄光は天地に満つ。
天のいと高きところにホザンナ。
ほむべきかな、主の名によりて来る者。
天のいと高きところにホザンナ。」
※先唱と分かれず全員で歌う場合もあります。
※歌わずに唱える場合もあります。

感謝の賛歌は、本来次のとおり別れています。
◯サンクトゥス(Sanctus)
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主。
主の栄光は天地に満つ。
天のいと高きところにホザンナ。
「サンクトゥス」は、ラテン語で「聖なる」。「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の神なる主よ。天と地はあなたの光栄にあまねく満ち渡る。天のいと高きところにホザンナ」。神への感謝を捧げ、その栄光を称える賛歌です。
◯ベネディクトゥス(Benedictus)
ほむべきかな、主の名によりて来る者。
天のいと高きところにホザンナ。

短い賛歌ですので、ミサでは「サンクトゥス」と併せて一つの曲にまとめられています。「マタイによる福音書」第21章・第9節から採られています。意味はラテン語で「祝福があるように」ということです。ちなみにHosanna (ホザンナ)はヘブライ語の音訳で、原義は「救いたまえと(我らは)祈る」となります。ホサンナ又はホサナとも音訳されます。
新約聖書には次のとおり記載されています。
「マタイによる福音書」第21章・第9節
「そして群衆は、イエスの前を行く者も後に従う者も叫んだ。『ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。』」

21 記念唱(第二奉献文)
※司祭は、ミサ典礼書にある4つの奉献文のうち、その日にふさわしい奉献文を唱えます。
※奉献文によって記念唱も変わります。
司祭「まことにとうとくすべての聖性の源である父よ、いま聖霊によってこの供えものをとうといものにしてください。
わたしたちのために主イエス・キリストの御からだと御血になりますように。
主イエスは、すすんで受難に向かう前に、パンを取り、感謝をささげ、割って弟子に与えて仰せになりました。
『皆、これを取って食べなさい。これはあなたがたのために渡されるわたしのからだ(である)。』
※司祭が聖別されたパンを高くあげた後、一同は手を合わせて深く礼をします。
司祭「食事の終わりに同じように杯を取り、感謝をささげ、弟子に与えて仰せになりました。
『皆、これを受けて飲みなさい。これはわたしの血の杯、あなたがたと多くの人のために流されて、罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血(である)。これをわたしの記念として行ないなさい。』
※司祭がカリスを高くあげた後、一同は手を合わせて深く礼をします。

司祭「信仰の神秘。」
会衆「主の死を思い、復活をたたえよう、主が来られるまで。」
司祭「わたしたちはいま、主イエスの死と復活の記念を行い、ここであなたに奉仕できることを感謝し、いのちのパンと救いの杯をささげます。
キリストの御からだと御血にともにあずかるわたしたちが、聖霊によって一つに結ばれますように。
世界に広がるあなたの教会を思い起こし、わたしたちの教皇(又は「教父」)フランシスコ、わたしたちの(東京大司教区の場合)司教タルチシオ菊池功、すべての教役者をはじめ、全教会を愛の完成に導いてください。
(※特定の死者のためにミサがささげられる場合は、「(きょう)この世からあなたのもとにお召しになった○○○○(姓名)を心に留めてください。洗礼によってキリストの死に結ばれた者が、その復活にも結ばれることができますように。」が入ります。)
また、復活の希望をもって眠りについたわたしたちの兄弟と、すべての死者を心に留め、あなたの光の中に受け入れてください。
なお、わたしたちをあわれみ、神の母おとめマリアと聖ヨセフ、使徒とすべての時代の聖人とともに永遠のいのちにあずからせてください。
御子イエス・キリストを通して、あなたをほめたたえることができますように。」
※歌わずに唱える場合もあります。

司祭「キリストによって キリストとともに キリストのうちに、聖霊の交わりの中で、全能の神、父であるあなたに、」
会衆(司祭も)「すべての誉れと栄光は、世々に至るまで。アーメン。」
※歌わずに唱える場合もあります。会衆は最後の「アーメン」のみ応唱します。

◯交わりの儀
22 主の祈り
司祭「主の教えを守り、みことばに従い、つつしんで主の祈りを唱えましょう。」
会衆(司祭も)「天におられるわたしたちの父よ、み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。」

司祭「いつくしみ深い父よ、すべての悪からわたしたちを救い、現代に平和をお与えください。あなたのあわれみに支えられ、罪から解放されて、すべての困難にうち勝つことができますように。わたしたちの希望、救い主イエス・キリストが来られるのを待ち望んでいます。」
会衆「国と力と栄光は、限りなくあなたのもの。」

23 教会に平和を願う祈り
司祭「主イエス・キリスト、あなたは使徒に仰せになりました。
『わたしは平和をあなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える。』
わたしたちの罪ではなく教会の信仰を顧み、おことばのとおり教会に平和と一致をお与えください。」
会衆「アーメン。」

24 平和のあいさつ
司祭「主の平和がいつも皆さんとともに。」
会衆「また司祭とともに。」
司祭「互いに平和のあいさつをかわしましょう。」
会衆「主の平和」
※お互いに「主の平和」と言いながら、自分の席のとなり、前、後ろ、それぞれの人に笑顔で挨拶を交わします。

25 平和の賛歌(Agnus Dei:アニュス・デイ)
先唱「神の小羊、
会衆「世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。」
先唱「神の小羊、
会衆「世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。」
先唱「神の小羊、
会衆「世の罪を除きたもう主よ、われらに平安を与えたまえ。」
※先唱と分かれず全員で歌う場合もあります。
※歌わずに唱えるだけの場合もあります。

26 聖体拝領前の信仰告白
司祭「神の小羊の食卓に招かれた者は幸い。」
会衆(司祭も)「主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、あなたをおいてだれのところに行きましょう。」
※典礼係が「洗礼を受けている方は「聖体拝領」を受け、洗礼を受けていない方は「祝福」受けることができます。」と案内します。

27 拝領の歌
※全員の拝領が終わるまで歌います。
信者の拝領は、行列の前の人が拝領している間に、手を合わせて一礼します。
※司祭は、一人ひとりにパン(ホスティア)を示しながら次の言葉を言い、拝領者が答えると手の上に置きます。
司祭「キリストの御(おん)身体(からだ)。」
拝領者「アーメン。」
※次の拝領者のために脇に寄り、片方の手を添えながら聖体を口に入れ、席に戻ります。
信徒ではない方(洗礼を受けていない方)は、祝福を受けることができますが、希望される方のみです。希望されない方はそのまま席で待つことになります。
※祝福を希望される方は聖体拝領行列にならび、順番がきたら司祭に祝福を願い、手を合わせて軽く頭を下げます。
※司祭が頭に手をかざし、祝福の言葉「(例)主の豊かな恵みと平安がありますように。」を唱えます。
※洗礼を受けていない方は、丸い形をしたパン(ホスティア)を拝領できません。
拝領後の感謝
※ 沈黙のうちに、しばらく祈ります。

28 拝領祈願
典礼係「立ちましょう。」
司祭「祈りましょう。」
※沈黙のうちに、しばらく祈ります。
司祭「(前文はその主日ごとにかわります。)……わたしたちの主イエス・キリストによって。」
会衆「アーメン。」

◯閉祭の儀
お知らせ
※必要な場合には、ここで短いお知らせが行われます。
典礼係「立ちましょう。」※ 司祭による次の言葉をうけて。
29 派遣の祝福
司祭「主は皆さんとともに。」
会衆「また司祭とともに。」
司祭「全能の神、父と子と聖霊の祝福が皆さんの上にありますように。」
※司祭は、祝福しながら会衆に十字架のしるしをします。
会衆「アーメン。」

30 閉祭のあいさつ
司祭「感謝の祭儀を終わります。
行きましょう、主の平和のうちに。」
会衆「神に感謝。

31 閉祭の歌
※聖歌を歌いながら退堂する司祭を見送ります。
以上です。

カトリック教会は、信徒であるかないかを問わず、開かれた教会となっていますので、信徒でない方でもミサに与ることができますし、司祭から祝福を受けることができます。
信徒でない方が一番気にすることは、「勧誘」ではないでしょうか?カトリック教会は、まず勧誘することはありません(無理に勧誘してはいけない)のでご安心ください。それよりも、「すぐに信徒になりたいので、洗礼を受けさせてください。」という方がたまにいらっしゃいますが、カトリック教会では、その方が死ぬ間際でない限り、すぐには洗礼を受けさせてくれません(信徒にしてくれません)。約1年間の「入門講座(土曜日か日曜日で、1時間くらいの講座をを年15回くらい)」を受講しないと洗礼は受けれない(信徒になれない)のです。もちろん講座は無料で、途中で「やーめた!」もありです。少々冷たいかもしれませんが、司祭も誰も引き留めませんね。

ちなみに、私が受講した時は初めは15人ほどいたのですが、途中で4人やめていきました。最終的に洗礼を受けたのは9人でした。2人は洗礼を受けなかったですね。それに、私の妻は3年前に入門講座を受講して聖書などの勉強をしましたが、未だに洗礼は受けていません。したがって信徒ではありません。私もそうですが、誰も無理には勧めません。これは、「洗礼は神様の招きによるもので、他の人が強制するものではない。」という考え方なのですね。また、ミサの途中で献金袋が回ってきたりしますが、まったくの任意ですのでまったく気にすることはありません。献金額も、私が知っている限りでは、献金しない人もいれば、10円、50円、100円、500円の人もおり、1,000円の人もいますね。まったく気にしないことです。
以上ですが、一度、お近くのカトリック教会の主日のミサに与ってください。きっと神様の祝福がありますよ。では、教会でお会いしましょう!
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